大阪・梅田で2025年7月に開院した美容クリニック「Mirrora CLINIC」の立ち上げプロジェクト。コンセプト策定・ネーミング・ロゴデザイン・空間設計・Webサイト制作まで、ブランディングの上流から一貫して担当しました。
課題・背景
- 価格競争が常態化する美容医療市場で、体験価値を軸に選ばれるクリニックブランドをゼロから立ち上げる
- 「ホテルのようなクリニック」という世界観を、ネーミング・空間・ロゴ・Webまで一貫して体現する
アプローチ
- 「Mirror(鏡)」と「ora(祈り)」を掛け合わせたブランド名「Mirrora」を策定し、コンセプトの核を言語化
- 空間演出・ロゴ・Webサイトをすべて同一のトンマナで設計し、開院前から一貫したブランド体験を構築
クライアントについて
Mirrora CLINICは、大阪駅から徒歩5分の立地に開院した美容クリニックです。目の下のクマ取り・脂肪吸引など、幅広い外科治療を提供しながら、「価格」や「施術スピード」ではなく「体験価値」を競争軸に据えています。院長・田仲先生の「ホテルのようなクリニックにしたい」という言葉が、プロジェクト全体の共通言語となっています。
Point 1|Mirroraというネーミング
ブランド名の策定にあたり、美容クリニックにありがちな機能訴求の言葉を手放すことから始めました。このクリニックが届けたいのは施術の結果ではなく、鏡を見るたびに自分を好きだと思える感覚です。
「Mirror(鏡)」に「ora(祈り)」を重ねた造語「Mirrora」は、その想いを名前に凝縮したものです。鏡に映る自分を見つめる一瞬が、小さな自己肯定につながる。その体験をブランド名そのものに込めることで、クリニックの存在意義を言葉として定義しました。タグラインの「今日も自分に、ひとめぼれ」も、同じ文脈から生まれています。
Point 2|受付カウンターを置かない空間
「ホテルのようなクリニック」を実現するにあたり、空間設計で最も象徴的な判断が受付カウンターを設置しないことでした。一般的なクリニックで患者が最初に対峙するカウンターは、緊張感を生む障壁にもなります。スタッフが自然に出迎えるオペレーションすることで、入口から緊張を和らげるようにしています。
間接照明・鏡面ステンレス・マットストーンの素材選定も、白く冷たい診療室とは対極の、ぬくもりと静謐さを両立させるためです。空間のすべての要素が「ホテルのようなクリニック」というコンセプトに向かって揃えられています。