愛知県西尾市一色町の「一色さかなセンター」で開催されたナイトイベント「十色ナイトマーケット」の企画・制作を担当。一色さかなセンター株式会社様主催・西尾市後援のもと、グルメ屋台・音楽ライブ・アートなど10のコンテンツで構成された夜の市場として実施。中京テレビ「キャッチ!」にも取り上げられました。
課題・背景
- 長年「朝の市場」として親しまれてきた一色さかなセンターに、若年層・ファミリー・観光客が自然に足を運ぶ新たな接点をどうつくるか
- 一夜限りのイベントで終わらず、地域に根づく関係のはじまりをどう設計するか
アプローチ
- 「夜の市場」というコンセプトを起点に、10のコンテンツで構成された参加体験を企画
- 企画・体験設計・広報ビジュアル制作を一貫して担当し、告知から当日まで世界観を統一した
クライアントについて
一色さかなセンター株式会社は、愛知県西尾市一色町で長年にわたって地域に根づいてきた鮮魚市場です。佐久島への観光アクセス拠点でもある同施設が、これまでリーチできていなかった若年層・ファミリー層・観光客との新たな接点をつくることを目指し、今回のプロジェクトが立ち上がりました。
Point 1|「夜の市場」というコンセプトの設計
このプロジェクトで最初に取り組んだのは、イベントの形式を決めることではなく、「何のための夜か」を定義することでした。
一色さかなセンターが持つ「朝の市場」としての歴史と親しみを資産として活かしながら、これまで足を運びにくかった層が「行ってみたい」と感じる体験をどう設計するか。そこから導き出したコンセプトが「夜の市場」です。昼間とは異なる空気感の中で、屋台の灯りと人の声が交差する場をつくることで、地域の新しい顔をつくることを目指しました。
Point 2|お魚ガチャは大好評
10のコンテンツの中でも特に反響が大きかったのが、「お魚ガチャ」です。500円でガチャを回すと、その場で大きな魚が当たるかもしれないという仕掛けで、子どもから大人まで列ができるコンテンツになりました。
魚を「買う」のではなく、「当たる」という体験に変換したことで、鮮魚市場という場所の持つ魅力を全く異なる文脈で届けることができました。結果を開けるまでわからないドキドキ感と、大きな魚が当たったときの驚きが、その場にいる人たちの会話を自然に生み出していました。
Point 3|一夜限りで終わらせないために
プロジェクトで目指したのは、単発の観光イベントではなく、移住希望者が地元の人々と交わり、地元住民があらためてまちの魅力に気づき、観光客が訪れるたびに愛着が深まる。そういった「関係のはじまり」をつくることでした。
企画・体験設計・広報ビジュアル制作を分断せず一貫して手がけたのも、イベントの世界観をすべての接点で揃えるためです。告知から当日の体験、発信まで、一本の軸が通っている状態をつくることが、地域に根づくイベントとしての条件だと考えています。