「命をつなぐ。」をテーマに、子ども支援・動物保護・障がい者支援・国際協力・災害支援の5領域で活動する一般財団法人ハルク財団のWebサイト制作を担当。構成設計・デザイン・コピー・ディレクションまで一貫して手がけました。
課題・背景
- 既に実績のある影響力をどう絵として表現するか
- 子ども支援・動物保護・障がい者支援・国際支援・災害支援と、5つの領域にまたがる活動を、ひとつのサイトでどう整理し伝えるか
- 重さや義務感ではなく、見た人が自然に「関わりたい」と感じる設計をどう実現するか
アプローチ
- 5つの活動領域を視覚的に等価に扱うフラットな導線設計を構築し、どのテーマからでも深掘りしやすい構成にした
- 余白・色彩・フォント設計で信頼感と誠実さを醸成し、支援への一歩を自然に促す設計を貫いた
クライアントについて
一般財団法人ハルク財団は、「命をつなぐ」をテーマに複数の社会的領域で支援活動を展開する財団です。動物福祉・子ども支援・障がい者支援・国際協力・災害支援と、活動の幅は多岐にわたります。それぞれの活動が独立しているのではなく、「命を大切にする」という一本の軸で貫かれているのがこの財団の特徴です。
Point 1|HELLO!! HERO!!
コンセプトは「HELLO!! HERO!!」です。財団の名前の由来でもあり、すでに知名度と親しみを持つキャラクター「ハルクくん」の存在が、このコンセプトワードの出発点になっています。
デザインや言葉を考える上で意識したのは、ハルクくんが持つ見た目の明るさと人柄の良さを、そのままサイトの空気感に再現することでした。支援団体のサイトとしての誠実さは保ちながら、ハルクくんらしい親しみやすさと前向きさが自然に滲み出るような言葉とビジュアルを選んでいます。すでにハルクくんを知っている人には「らしさ」感じてもらえる、まだ知らない人には「会いに行きたい」と感じてもらえる。そのどちらも成立する表現を目指しました。
Point 2|5つの活動領域を分類せずにつなぐ情報設計
活動領域が複数ある団体のサイトでありがちなのは、領域ごとに縦割りで情報を整理しすぎることです。見る人は自分に関係のあるカテゴリしか読まなくなり、財団全体の広がりや深さが伝わりにくくなります。
今回は5つの活動領域を視覚的に等価に扱い、どのテーマから入っても自然に他の活動へとたどり着けるフラットな導線としました。「分類する」のではなく「関心からたどり着ける」構成にすることで、支援の輪が自然と広がるサイトを目指しています。
Point 3|関わりしろをつくる
支援を目的としたサイトにおいて重要なのは、見た人が「自分にもできることがある」と感じられる余地をどこに置くかです。情報を届けることと、行動を促すことは別の設計課題です。
サイト内には、どの活動ページからでも関わりの入口にたどり着けるよう、「関わりしろ」を随所に配置しています。重たくなりすぎず、かといって軽くなりすぎない。社会的意義のある活動が、より多くの人に届く形になるよう、構成とデザインの両面から設計しました。