兵庫県神戸市を拠点に、建物修繕・塗装工事・足場工事を手がける株式会社オネストのコーポレートサイトリニューアルを担当。2013年に足場工事専門会社として創業し、外壁塗装、そしてマンションや商業施設の建物改修へと事業を広げてきた同社の成長の現在地を、サイトとして再定義するプロジェクトです。
課題・背景
- 足場工事から始まり、塗装・建物修繕へと事業を広げてきたオネストの現在地を、正しく伝わる形にすること
- 「足場屋さん」というイメージを払拭し、建物改修を担う会社としての信頼を確立すること
アプローチ
- 3つの事業(建物修繕・塗装工事・足場工事)を対等に扱う情報設計で、事業の広がりと一貫性を表現
- 「すべてのことを足元から支える」という思想を軸に、装飾を削ぎ落とした実直なデザインで安心感を体現した
クライアントについて
株式会社オネストは、2013年に足場工事専門会社として神戸で創業。足場を用いた外壁塗装へと事業を広げ、現在では戸建住宅から集合住宅・商業施設の外壁改修工事までを元請けとして請け負う企業へと成長しています。
一級塗装技能士・一級建築施工管理技士など国家資格者が多数在籍し、施工から管理まで自社一貫で行えることが強みです。企業理念は「利他の精神と誠実な心」。
Point 1|3つの事業をどう両立させるか
オネストの事業は、足場工事から塗装工事へ、塗装工事から建物修繕工事へと、地続きに広がってきました。しかしサイト上で3つの事業を並べると、「結局何の会社なのか」が曖昧になるリスクがあります。
足場・塗装・建物修繕を別々の事業として見せるのではなく、「建物を足元から支える」という一本の思想でつながった仕事として設計する。
事業の歴史がそのまま強みの証明になる構成にすることで、「もともと足場屋さん」という印象を、「足場から積み上げてきた会社だからこそ信頼できる」という文脈へ転換しました。
Point 2|装飾を削ぎ落とし実直さをデザインする
プロジェクトの最初に、代表の大西社長から出てきた言葉があります。「俺たちはいい仕事がしたい」。ただそれだけを、本当に真面目に追求しているチームでした。
その姿勢をサイトで表現するために選んだのは、装飾を施さない、飾り気のないシンプルなデザインです。華やかさで目を引くのではなく、余白と構成の丁寧さで安心感を伝える。誠実な会社のサイトは、誠実なつくりであるべきだという判断です。派手さのないデザインこそ、オネストの仕事への向き合い方を最も正直に映すと考えました。
Point 3|職人集団の思想を言語化する
デザインと並行して取り組んだのが、オネストの仕事観の言語化です。
「丁寧で誠実で、胸を張れる仕事をしたい。華やかさよりも正直さ、効率よりも納得のいく仕上がり。オネストは、そんな職人が集まった職人集団です。一人一人が責任を持ち、信頼でつながる。それが私たちのいい仕事の形。」
社内では当たり前になっていた価値観を言語化したことで、サイトの構成もデザインもコピーも、すべてがこの一点に向かって揃うようになりました。ブランドの軸をつくることが、サイトリニューアルの本質だったプロジェクトです。